バーチャルオフィス「レゾナンス」代表にインタビュー!人気の理由に迫ります

バーチャルオフィスとは、文字通り「仮想の事務所」のこと。一般的に、事務所用の住所や電話番号を貸し出すサービスです。

コロナ禍を経てリモートワークが急速に普及し、時間や場所にとらわれない働き方ができるようになった現代において、コストや使い勝手の良さなどを考え「バーチャルオフィス」という選択をする企業が増えています。

今回は、バーチャルオフィス部門で5年連続3冠を達成する「レゾナンス」の運営会社である、株式会社ゼニス 代表取締役の鳥本時彦氏にインタビュー。

バーチャルオフィスとはどんなものなのか、活用することでどんなメリットが生まれるのか、またレゾナンスの特徴などを伺いました。

株式会社ゼニス 代表取締役の鳥本時彦氏

バーチャルオフィスなら一等地に住所を持てる

――まずは簡単に、バーチャルオフィスついて教えてください。

鳥本時彦氏(以下鳥本):はい。バーチャルオフィスとは、実際に入居はせず、オフィスの住所や電話番号を借りられるサービスです。

他社と同一の住所を共有することになります。

バーチャルオフィス運営会社によってサービス内容はさまざま。住所貸しのみを行っているところもあれば、われわれレゾナンスのように多様なコースやオプションを用意しているところもあります。

――バーチャルオフィスを利用される方は、どんな方が多いのでしょうか。

鳥本:個人事業主をはじめフリーランス、テレワークやノマドワーカー、もちろん法人の方々まで、さまざまな業種・業態の方がいらっしゃいます。

近年は大手企業でも社員の副業を認めている会社も増え、本業を持ちながら個人単位で起業される方も多くなりました。そんな方にもバーチャルオフィスは選ばれています。

――バーチャルオフィスを利用して起業するメリットはどんなことですか。

鳥本:起業する際には必ず住所が必要となりますが、じつは「自宅を登記住所に使えない」というケースは少なくありません。

理由はさまざまですが、たとえばマンション等の管理規約に反していたり、住宅ローンや住宅ローン減税が受けられなくなったりする恐れもあります。また自宅を登記住所にすることで融資審査が不利になったり、個人情報流出のリスクをはらんでいたりするなど、自宅を登記住所とすることには多くのデメリットがあるのです。

自宅以外で事務所を構えるには大きなコストがかかりますが、バーチャルオフィスで住所をレンタルすれば、大幅に費用を抑えながら一等地の住所で法人登記ができます。名刺にバーチャルオフィスの住所を記載し、郵便物をご自宅に転送することも可能です。

――レゾナンスのバーチャルオフィスは、どんな場所にあるのですか。

鳥本:はい。レゾナンスは現在、東京都内を中心に9店舗。具体的には、浜松町本店、青山店、銀座店、日本橋店、渋谷店、渋谷区恵比寿、恵比寿店、新宿店、横浜店、R-INNOVATION銀座店です。

そんな一等地でありながら、料金は月額990円からと大変リーズナブルにご利用いただけます。お客様のニーズに合わせた多彩なコースやオプションをご用意しているのも弊社の強みです。好立地・好条件でここまでの低価格の設定はほかにはございません。

――なるほど。低価格でありながら高品質であることが選ばれる理由ですね。

鳥本:はい。低価格なバーチャルオフィスサービスは、無人店舗であることが一般的です。しかしレゾナンスは、すべての店舗にスタッフが常駐しております。営業時間内にご来店いただければ、直接郵便物をお渡しすることも可能です。そういったフレキシブルな対応ができるのも、有人店舗であるからこそ。これはお客様から高く評価していただいているポイントです。

また他社の低価格プランの場合、郵便の転送できないなど不便なこともあるようですが、弊社はすべてに郵便転送サービスがついております。到着した郵便物や宅配便は弊社スタッフが即時撮影し写真でお知らせするだけでなく、営業DMなど不要な郵便物はご希望により破棄も可能。急ぎの郵便物は即日発送できるオプションもあります。

低価格・高品質な多角的なサービスを提供

――ほかにはどんなサービスがありますか。

鳥本:数え上げたらキリがありませんが、たとえば電話の転送サービスをはじめ、弊社オペレーターが電話をお受けする電話秘書代行なども人気のサービスです。

ほかにも多角的に会員様のビジネスサポートができる体制を整えております。格安ホームページ制作や会社創業費用0円サービス、4つの銀行と連携しスピーディーに法人口座開設ができるのも弊社の強みです。さまざまな士業の方やバックオフィス業務のアウトソーシングをご紹介するなど、30種類以上のサービスをご用意しています。

――かゆいところに手が届くサービスばかりですね。こういったアイデアは鳥本さんが発案されるのですか。

鳥本:そうですね。お客様から相談されたことを機に、「これは必要だ」と気づいたニーズに合わせて新たな提携先を導入することもあります。「お客様にとって何が喜びなのか。どうすればそれが提供できるのか」ということを常に考え、必要だと思ったサービスは導入実現に向けて積極的に動いています。

また現在約17,000社の会員様がおられますが、レゾナンスでは定期的に会員様同士の交流の場として異業種交流会を開催。「仕事につながる出会いがあった」というお声もたくさんいただいております。バーチャルオフィスでありながら人脈づくりができるのもレゾナンスならではではないでしょうか。

――ビジネス拡大のきっかけにもなるのですね。ところで会員様は現在約17,000社なのですか。すごい数ですね。

鳥本:おかげさまで、たくさんの会員様にご利用いただいております。もしもわれわれの運営スタイルがレンタルオフィスだったら広さがまったく足りていませんし、きっと行き届かないことも多くなってしまうでしょう。バーチャルオフィスなら顔合わせや打ち合わせもオンラインで完了。だからこそ実現している会員数です。

――なるほど。店舗に会員様がいらっしゃることはないのですか。

鳥本:営業時間内はスタッフが常駐しておりますので、郵便物などを受け取りに来られる方もいらっしゃいます。

また各店舗に会議室をご用意しており、会員様は特別価格(全店1時間あたり1,100円)でご利用いただけるのも弊社の特徴です。登記している店舗だけでなく、どの店舗の会議室もご利用可能。ホワイトボードや無料Wi-Fi、ウォーターサーバー、一部店舗ではプロジェクターなども完備しております。

レゾナンス浜松町本店の会議室

――それは便利ですね。会議室もとても綺麗で清潔感がありますね。

鳥本:はい、内装には非常にこだわりました。会員様はこの会議室で商談をされることもありますので、お取引先の方を気持ちよくお迎えできる室内空間にすることは、特に気を付けていますね。

充実した高品質なサービスを低価格で提供する。それがレゾナンスのモットーです。他社さんに負けないよう頑張っていますので、ぜひ起業時やオフィスを無くしたいという際はお声がけください。

まずはぜひレゾナンスのホームページをご覧ください。

――コストやビジネスチャンスなどにおいても、バーチャルオフィスの存在は、今後ますます重要視されるようになるのではないでしょうか。鳥本さんのお話を伺い、レゾナンスがバーチャルオフィス部門で5年連続人気・顧客利用満足度・価格満足度の3冠を獲得した理由がよくわかりました。今日はどうもありがとうございました。