Googleの画像生成AI【ImageFX】とは?使い方や注意点を解説

近年、さまざまな画像生成AIサービスが登場しています。

2024年2月にGoogleの公式ブログで発表されたのが、Googleの画像生成AI「ImageFX(イメージ エフエックス)」。

これは、テキストからリアルな画像を自動生成できる最新ツールです。

今回はImageFXの基本から、その活用メリット、そして具体的な使い方までを分かりやすく解説します。

ImageFXとは

ImageFXは、Googleが開発した最新の画像生成AIです。

テキストによる簡単な指示(プロンプト)を入力するだけで、高品質で自然な画像を生成できます。

Googleが長年培ってきたAI技術と、膨大なデータセットに基づいた生成能力を持つのがImageFXの特徴です。

Googleアカウントがあれば、誰でも無料で利用できます。

ImageFXの特徴

ImageFXの最大の魅力は、生成スピードの速さと画像の品質の高さ。

写実的で精細なビジュアルを、わずかな待ち時間で作り出すことができる点は、これまでの画像生成AIと比べてもトップクラスの性能といえるでしょう。

また、Google独自のセーフガード機能も実装されているので、暴力的・差別的・性的といった不適切な画像が生成されないよう強力に制御されています。

ImageFXの基本的な使い方

ImageFXの使い方は非常にシンプルで、特別なスキルは必要ありません。ここでは基本的な操作手順を解説します。

ステップ1:ImageFXへのアクセス

まずはWebブラウザを通じてImageFXへアクセスします。

Googleアカウントでログインしてください。

2025年6月現在、日本での公式提供は開始されていませんが、利用可能です。

ステップ2:プロンプトの入力

画面に表示されるテキストボックスに、生成したい画像の指示を文章で入力します。これが「プロンプト」です。

日本語で入力しても画像の作成は可能ですが、より精度を上げたい場合は、英語での入力がおすすめ。

英語が苦手な方は、翻訳ソフトを活用しましょう!

プロンプト入力例

では今回は『日本人の女性(20歳くらい)が、PCを操作して仕事をしている画像』を作成しましょう。

「日本人の女性(20歳くらい)が、PCを操作して仕事をしている画像をつくって」を翻訳ソフトに入力し、表示された英語「A Japanese woman (around 20 years old) creates an image of herself working on a PC.」を入力しました。するとこのような画像が生成されました。

画面が見えないほうがいいと感じたので、「so you can’t see the screen(画面が見えないように)」と追加。するとこのような画像が生成されました。

たとえば「窓から木が見える」「青いシャツを着る」など、詳細なプロンプトを入れることで、より思い通りの画像が生成されるでしょう

ステップ3:画像の選択と調整

生成された画像の中から、イメージに合うものを選びます。必要に応じて、プロンプトを微調整して再生成したり、提供されている調整オプション(例:色調、構図など)を使用して画像を修正したりします。

ステップ4:画像のダウンロード

気に入った画像があれば、ダウンロードして資料やプレゼンテーションに活用できます。

ImageFXの注意点

画像生成AI全般を利用する際には、いくつかの注意点があります。ここからはImageFXを利用するうえで、知っておきたいポイントを紹介します。

著作権や肖像権について

特に意識しておきたいのは、やはり著作権と肖像権についてでしょう。

ImageFXは現時点(2025年6月)で、生成された画像の著作権は「利用者への帰属する」のが基本的な考え方です。つまりその画像を生成した(プロンプトを入力した)人に帰属するとされています。

ただし日本の著作権法上、「著作物」と認められない可能性があります。著作物として認められない場合、著作者の権利(無断利用への抗議など)を主張できません。

機密性や法的・倫理的な側面を考慮しながら適切に運用することが大切です。

枚数制限

ImageFXには生成枚数に制限があります。

公式に具体的な数値が明示されているわけではありませんが、1日あたりおおよそ30回程度の画像生成が可能であるようです。

この制限は、ユーザーが無料でツールを試せるように設けられているもので、上限に達すると、通常は翌日の午前0時(日本時間)にリセットされ、再度画像生成が可能になります。

デジタル透かし

ImageFXで生成される画像には、「SynthID(シンセ・アイディー)」というデジタル透かしが必ず埋め込まれています。

これは目には見えない「不可視」の透かしであり、画像を編集しても消えにくいように設計されています。AIで生成された画像であることを識別するためのもので、Googleが提供する専用ツールで検出することができます。

まとめ

Q1: ImageFXって、どんなツール?
  A1: Googleが開発した最新の画像生成AIツール

Q2: 誰でも使える?利用は無料?
  A2: Gogleアカウントがあれば、無料で利用可能

Q3: 画像生成の難易度は?
  A3: シンプルで簡単。プロンプトを入力してダウンロードするだけ

Q4: どんな画像が生成できる?
  A4: 多様なスタイルや構図の画像を生成可能。スピードも速く高品質

Q5: 生成した画像の著作権はどうなるの?
  A5: 基本的に利用者に著作権が帰属するが、扱いには注意が必要

ImageFXは、手軽に高品質なビジュアルコンテンツを作成できる高性能なツールとして、今後ビジネスシーンでの活用がさらに注目されそうです。

今後もDFEブログでは、これからも仕事効率化の情報を発信していきますので、ぜひチェックしてください!