日頃お世話になっている取引先に、新しい社長の就任が決まった際は、心を込めてお祝いのメッセージを送りたいものです。
しかしいざとなると「どんな文章がいいのか?」「いつ送るべきなのか?」「タブーはあるのか?」など困ってしまうこともあるのではないでしょうか。
今回はビジネスパーソンとして知っておきたい就任祝いの文例やマナーを紹介します。
お祝いのメッセージは、就任後1週間以内に届けます。
内定段階では前任者が就任していますので、できる限り就任後に送付しましょう。
就任式がある場合は、就任式の前日もしくは当日の日付指定で送付。就任式がない場合も当日に届くように送付するのが望ましいでしょう。
ビジネスの世界では迅速さが重要です。今後の信頼関係につながりますので、遅くならないよう注意してください。
もしも自分が当事者だった場合、メールよりも手紙や祝電でお祝いメッセージをもらったほうが印象が良くありませんか。
社長就任のお祝いのメッセージは、できるだけ手紙や電報などで送りましょう。
ただし手紙や電報を送る前にメールや電話でお祝いの挨拶をすることで、より好印象となる場合もあります。
取引先の新社長さんであるからこそ、心のこもったメッセージを送りましょう。
社長就任のお祝いメッセージを送るうえで、文章で避けるべきなのが「忌み言葉」。
シーンによって異なりますが、就任や昇進時に避けたい忌み言葉は以下のようなものです。
- 辞める
- 失う
- 流れる
- 取り消す
- 変更
- 終わる
- 去る
- 倒れる …など
- 四季の移ろいを…
- 環境の変化に…
- 変化の早い現代… …など
相手に不快感を感じさせてしまう言葉は使用しないように注意しましょう。
手紙の構成は、前文・主文・末文・後付けの4つから成り立っています。詳しくはこのあとの文例をご覧ください。
構成の前に、手紙のマナーについて紹介します。
社長就任のお祝いの手紙を書く場合、便箋は白無地の縦書きを使用することがマナーです。
また文字は楷書で書きましょう。もし書き間違えてしまったら、必ず書き直してください。修正液等で直して出すのは失礼です。
手紙の枚数は2枚になるようにしましょう。
もし1枚で書き終わってしまった場合は、1枚目の便箋の下に白紙の便箋を重ね、2枚で送ります。
なお2枚目に後付け(日付・署名・宛名)だけを書くことは失礼にあたるため、そうなってしまった場合は内容を工夫したり字間や文字の大きさを変えたり、本文が2枚目にかかるように書き直してください。
手紙の構成は、基本的に前文・主文・末文・後付けの4つから成り立っています。
「字が下手だから…」と手紙を書くことを躊躇する方も多いですよね。そんな方には電報がおすすめ。
電報なら当日もしくは翌日に届くうえ、字の美しさは関係ありません。
また花やオルゴールなど華やかな装飾の祝電も多く、文例も掲載されています。NTT以外にもさまざまな会社がサービスを提供していますので、送る相手に合った祝電を選べるのもいいですね。
メールを送る際は、失礼にならないよう「取り急ぎメールにてお祝いを申し上げます」の言葉を必ず添えましょう。
メールの基本的な構成は、手紙の構成に比較的似ています。ただメールは横書きであり、後付などのルールはありません。
- お祝いのメッセージは、就任後1週間以内に
- できるだけ手紙や電報で
- 忌み言葉は避ける
社長の就任祝いは頻繁にあることではありませんが、いざという時に困らないよう知識をつけておきたいですね。
メッセージの内容とタイミングを間違えなければ問題ありません。今後円滑にビジネスができるよう、お祝いの気持ちを伝えましょう。
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