山形県酒田市大雨被害の復興支援ボランティアに参加してきました。

山形県酒田市大雨被害の復興支援ボランティアに参加してきました。DFE

10月某日、山形県酒田市の豪雨災害ボランティア活動に参加してきました 。

今年7月25日に発生した豪雨災害により、山形県酒田市では多くの家庭やインフラが甚大な被害を受けました。


7月24日から27日にかけての山形県酒田の豪雨による降水量は、酒田大沢で407.5ミリも振るまさに豪雨でした。山形県や秋田県で断続的に激しい雨が降り、複数の地点で24時間降水量が観測史上1位を更新するなど、記録的な大雨となりました。

僕自身、このニュースを見たとき、本当に胸が痛みました。

酒田市は大切な街

酒田市は、DFEとして酒田米菓さんとのお付き合いがきっかけで訪れるようになった街です。お仕事を通じて訪れるようになった場所ですが、酒田市にはお気に入りの宿、お気に入りの居酒屋さん、そして酒田ラーメン屋さんがあって、顔を覚えてくださる方々もいます。さらに、大切なお客様もいる、僕にとって特別な場所です。
人によっては「それほど大した関係ではない」と思うかもしれませんが、僕にとっては大好きな街です。そんな大切な街が水害に見舞われた姿を見て、少しでも力になれればと思い、ボランティア活動に参加してきました。

オランダせんべいのマスコットキャラクター「オランダちゃん」に癒されます。

県外からも集まる支援の心

現地では、市内だけでなく東北やその他の地域からも約80名の方々が参加しており、役場の皆さんと力を合わせて懸命に復旧作業に取り組んでいました。僕が配属された班では、納屋の泥の撤去作業を担当しました。8名の班で、皆さんとても親切で、助け合いながら作業が進みました。僕は主にトラックドライバーとして資材の運搬や廃棄を担当し、他の時間はショベルで泥をかき出し、一輪車で撤去場所まで運ぶ作業を行いました。僕が配属された班では地元の方が多く居られましたが、愛知県から参加された方も。また土砂の撤去に使用した一輪車は、滋賀県の高島市からの支援物資として届けられたものでした。

重機も導入されての土砂の撤去作業ですが、手作業が必要な細かな作業も多く、やはりボランティアのひとりひとりが大切なんだと感じました。不謹慎かもしれませんが、納屋が本来の姿を取り戻していくことがとてもうれしくて、土砂の重さなど気にならないぐらい汗だくになって作業に没頭しました。1日も早くきれいになって、いつもの日常が戻って来てほしい。そう願いながらの作業でした。

この他にも宮城県からトラック、大阪からティッシュなどの衛生用品を見ることがありました。

水害ボランティアは装備が大切

ボランティアに参加するにあたって、服装などのガイドラインが示されており、大変役に立ちました。粉じん対策としてマスクやゴーグル、長袖、長靴で完全装備して作業に臨みましたが、マスクはボロボロ、ゴーグルは傷だらけに。服も泥だらけになり、想像以上に大変でした。作業が終わって鼻をかむと、真っ黒な粉じんが混ざってティッシュが黒くなるほどでした。

10月の今でもまだ深く残る被害の爪痕、続いていく支援の輪

水害の被害は7月に発生しましたが、10月になっても依然として広範囲に影響が残っています。僕が担当した家庭の周辺では、軽自動車が泥に埋まっていたり、がけ崩れで寸断された道路もまだ作業が必要な状態でした。それでも、ボランティアや地元の方々の連携の力を感じ、一歩一歩、復興に向かっていることが実感できました。

災害のたびに感じることですが、私たち一人一人の小さな行動が、被災地の方々に安心を届ける力になると信じています。今回の経験を通じて、今後も支援の輪を広げていきたいと思います。

お奨めの宿泊施設と食事処

ボランティアに参加された方に向けた割引のある宿泊施設があります。県外や遠方の方は、ぜひこの割引を活用いただくことをお奨めします。

割引はありませんが僕がいつもお世話になっている宿「月のホテル」さんもお奨めです。

図書館が併設されている。


この月のホテルの真向かいにお奨めの居酒屋さん「駅前酒場Q吉」さんがあります。芋煮と酒田米菓の酒田せんべいを衣にしたレバカツがめちゃくちゃおいしいです。ボランティアに参加の有無に関わらず酒田市にお立ち寄りの際にはぜひ。

愛してやまないQ吉さんの芋煮。


アイキャッチの写真は、僕が配属された班の班長さんと、僕がドライバーを担当したトラックです。本当に素敵な班長さんで、マネジメントのことを学べました。またお会いしたいです。

左:班長さん 右:DFE向井

記:株式会社データ・ファー・イースト社 取締役副社長 向井隆昭