助成金・補助金情報まとめ〈2023年1月メルマガ配信分〉

事業再構築補助金(産業構造転換枠サプライチェーン強靭化枠)

第10回以降の【事業再構築補助金】
「産業構造転換枠」と「サプライチェーン強靭化枠」を新設

【事業再構築補助金】の次回第10回の公募以降、枠組みや要件が大きく変更される予定です。

これまで「成長枠」と「グリーン成長枠」について紹介しましたが、今回は新設された次の2つについて解説します。

●産業構造転換枠
●サプライチェーン強靭化枠

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●産業構造転換枠

産業構造転換枠とは、国内市場の縮小等の産業構造の変化などにより、事業再構築が強く求められる業種・業態の事業者に対して、補助率を引き上げる等により、重点的に支援する申請枠です。

たとえば、コロナによって打撃を受け、既存事業を廃業して新しいビジネスを始める多くの会社など。

賃金引上要件がないので、業績が芳しくない企業でも利用しやすいのが特徴です。

要件
市場規模が10%以上縮小する業種・業態の企業が産業構造転換を行う

補助上限額・補助率
従業員規模20人以下→2,000万円
21~50人→4,000万円
51~100人→5,000万円
101人以上→7,000万円
 (中小企業) 1/2
 (中堅企業) 1/3

※廃業を伴う場合、2,000万円増額

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●サプライチェーン強靭化枠

サプライチェーン強靭化枠とは、海外で製造する部品等の国内回帰を進め、国内サプライチェーンの強靱化、および地域産業の活性化に取り組む事業者を支援する申請枠です。

海外に製造拠点がある製造業は大きなチャンス。

要件
事業再構築補助金の必須要件を満たすほか
取引先から国内での増産要請があり、市場規模が拡大している業態・業種に取り組む。
また事業終了後3~5年で給与支給総額を平均2%以上増加させるなど賃上げをすることも必要。

補助上限額・補助率
上限額:5億円
補助率:(中小企業) 1/2(中堅企業) 1/3

これまで1事業者につき1採択が原則だった事業再構築補助金ですが、10回目以降は、サプライチェーン強靭化枠(とグリーン成長枠)は、過去に採択を受けた事業者も、2回目の申請・採択が可能に。

以下の場合、2回目の申請が可能です。

■第1回〜第9回の公募でグリーン成長枠以外で1度目の採択を受けた
   ↓ 
 グリーン成長枠・産業構造転換枠・サプライチェーン強靭化枠で申請可能

■第1回〜第9回の公募でグリーン成長枠で1度目の採択を受けた
   ↓ 
 サプライチェーン強靭化枠で申請可能

※支援を受けられる上限は2回まで

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問合せ先:事業再構築補助金 コールセンター 0570-012-088
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/

事業再構築補助金(グリーン成長枠編)

第10回以降の【事業再構築補助金】
要件緩和&枠組みが変更!(グリーン成長枠編)

第9回【事業再構築補助金】の公募は令和5年3月24日(金)18:00まで。

令和5年3月下旬頃に開始される予定の、次回第10回以降は、枠組みや要件が大きく変更される予定です。

今回は、「グリーン成長枠」は要件が緩和され使い勝手が向上。
さらに2度の申請・採択が認められるようになります。

第10回以降の【事業再構築補助金】「グリーン成長枠」について解説します。

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事業再構築補助金「グリーン成長枠」とは、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、グリーン分野での事業再構築を通じて高い成長を目指す事業者を対象にした類型。

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「スタンダード」と「エントリー」に分けられる

■スタンダード→従来の要件
・付加価値額の年率平均5.0%以上増加
・2年以上の研究開発・技術開発又は従業員の10%以上に対する年間20時間以上の人材育成

■エントリー(※新設)→要件が緩い
・付加価値額の年率平均4.0%以上増加
・1年以上の研究開発・技術開発又は従業員の5%以上に対する年間20時間以上の人材育成

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補助上限額
■スタンダード
(中小企業)1億円
(中堅企業)1億5,000万円

■エントリー
(中小企業)従業員規模20人以下→4,000万円、
      21~50人→6,000万円、51人以上→8,000万円
(中堅企業)1億円

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補助率
(中小企業) 1/2
(中堅企業) 1/3

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グリーン成長枠(および成長枠)には、賃上げと成長に関する「上乗せ枠」が設けられる。

■上乗せ枠≪卒業促進枠≫
拡大によって中小企業・特定事業者・中堅企業の規模を卒業すると
補助金額が増える

■上乗せ枠≪大規模賃金引上促進枠≫
事業場内最低賃金の年額45円以上の賃上げ等を達成すると、3,000万円の補助が上乗せ

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これまで1事業者につき1採択が原則だった事業再構築補助金ですが、10回目以降は、グリーン成長枠(とサプライチェーン強靭化枠)は、過去に採択を受けた事業者も、2回目の申請・採択が可能に。

以下の場合、2回目の申請が可能です。

■第1回〜第9回の公募でグリーン成長枠以外で1度目の採択を受けた
   ↓ 
 グリーン成長枠・産業構造転換枠・サプライチェーン強靭化枠で申請可能

■第1回〜第9回の公募でグリーン成長枠で1度目の採択を受けた
   ↓ 
 サプライチェーン強靭化枠で申請可能

※支援を受けられる上限は2回まで

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問合せ先:事業再構築補助金 コールセンター 0570-012-088
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/

事業再構築補助金(成長枠)

第10回以降の【事業再構築補助金】 要件緩和&枠組みが大きく変更!(成長枠編)

現在、第8回公募の申請受付をしている【事業再構築補助金】。

第9回公募は令和5年1月中旬頃、第10回公募は令和5年3月下旬頃に開始される予定です。
令和4年12月に令和4年度第2次補正予算が成立し、この内容については、第10回公募から実施が予定されています。

第10回以降の事業再構築補助金では、枠組みや要件が大きく変更される予定。

今回は、新設された「成長枠」では、売上高減少要件が撤廃されるので、売上高が減少している企業でなくても申し込めます。今回は第10回以降の【事業再構築補助金】「成長枠」について解説します。

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従来までの「通常枠」が無くなり、代わりに「成長枠」が創設される。

通常枠→コロナ以前に比べ売上高が減少していることが応募要件→撤廃!
成長枠→成長枠市場規模が10%以上拡大する業種・業態への転換を支援

≪補助上限額・補助率≫
従業員規模20人以下→2,000万円
21~50人→4,000万円
51~100人→5,000万円
101人以上→7,000万円
 (中小企業) 1/2(大規模な賃上げを行う場合2/3)
 (中堅企業) 1/3(大規模な賃上げを行う場合1/2)

成長枠(およびグリーン成長枠)には、賃上げと成長に関する「上乗せ枠」が設けられる。

■上乗せ枠≪卒業促進枠≫
拡大によって中小企業・特定事業者・中堅企業の規模を卒業すると補助金額が増える

■上乗せ枠≪大規模賃金引上促進枠≫
事業場内最低賃金の年額45円以上の賃上げ等を達成すると、3,000万円の補助が上乗せ

問合せ先:事業再構築補助金
コールセンター 0570-012-088
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/

キャリアアップ助成金

より使いやすくなった【キャリアアップ助成金】「賃金規定等改定コース」の拡充内容を解説

アルバイトやパート、契約社員など有期雇用労働者を正社員雇用したり、処遇改善を行ったりした事業主に対して支給される【キャリアアップ助成金】。

令和4年12月2日、さまざまなコースがある中の「正社員化コース」と「賃金規定等改定コース」の支給要領などが一部改正されました。

今回は「賃金規定等改定コース」の主な拡充内容を解説します。

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「賃金規定等改定コース」とは?

アルバイトやパート、契約社員など有期雇用労働者等の基本給の賃金規定等を増額改定し、実際に賃金を引き上げた場合に助成を行う制度。

今回の改正で「生産性要件」を満たした場合の助成額の増額は廃止となり、一方で助成額が大幅に拡充。(★拡充ポイント!)

改正後の1人当たりの助成金額≫(中小企業の場合)
3%以上5%未満→5万円(★拡充ポイント!)
5%以上→6万5千円(★拡充ポイント!)

≪※参考:改正前の助成金額≫
2%以上3%未満→3万2千円(1~5人)2万8,500円(6人以上)
3%以上5%未満→4万6,250円(1~5人)4万2,750円(6人以上)
5%以上→5万5,750円(1~5人)5万2,250円(6人以上)
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申請上限の緩和
1事業所あたり1年度1回の申請制限を撤廃。
1年度1事業所あたり100人まで複数回の申請が可能に。(★拡充ポイント!)

問合せ先:管轄の労務局またはハローワーク
https://www.mhlw.go.jp/content/11910500/001019596.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/11910500/001019598.pdf

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