レンタルオフィスは飽和状態?!合同会社ナレッジライフパートナーズ亀山氏にインタビュー

テレワークや副業など多様な働き方が定着し、レンタルオフィスやコワーキングスペースを利用することも珍しくありません。

実際に利用している・利用を検討しているユーザー側、そしてレンタルオフィス等を運営している・これからしようと考えている運営者側、双方が気になるのは、レンタルオフィスの”今後”なのではないでしょうか。

今回は、物件や土地活用などの不動産コンサルティングを行う「合同会社ナレッジライフパートナーズ」の亀山浩一さんに、レンタルオフィスの現状についてインタビュー。その内容をご紹介します。

合同会社ナレッジライフパートナーズについて

合同会社ナレッジライフパートナーズは、レンタルオフィスやコワーキングスペース、コインパーキングやトランクルームなど、不動産の課題解決に向けた提案をする不動産コンサルティング会社。

遊休土地や空きビルの活用等、不動産にかかわる困りごとを解決するためのコンサルティングに加え、レンタルオフィスやコワーキングスペース、ホテル、コインパーキング、トランクルーム等、さまざまな運営に携わってきた経験を生かし、企画・提案・事業運営・管理までワンストップでの対応を可能としています。

取材に協力してくださった、合同会社ナレッジライフパートナーズ 執行社員 亀山浩一さん

レンタルオフィスの現状について

コロナ禍に伴いテレワーク導入が進み、レンタルオフィスやコワーキングスペースが注目されるようになりました。実際に多くのユーザーが利用しています。

レンタルオフィスやコワーキングスペースは瞬く間に増え、空き物件にはそれらがどんどんつくられました。

しかし亀山さんは、現状を「飽和状態」と話します。

”今後も市場規模は拡大する”というデータも見られるレンタルオフィス業界ですが、以前ほど稼働率は上がっておらず、実際に運営している企業や現場担当者からは「厳しいという声もよく聞かれます」と亀山さん。

現在は「なかなか上がらない稼働率をどうしたらよいか」という相談やそういった面のコンサルティングが多いそうです。

レンタルオフィス事業運営も行う

レンタルオフィス事業の運営も行うナレッジライフパートナーズ。

じつはこれはナレッジライフパートナーズがビルオーナーというわけではなく、丸っとビルを借り上げ、運営をナレッジライフパートナーズが行っています。ほかにも運営のみをナレッジライフパートナーズが行う業務委託運営など、ニーズに合わせた提案が可能です。

同社が運営を行うBSC(ビジネスサポートセンター)は、秋葉原・日本橋・大阪・博多の4拠点で展開。

受付や会議室、休憩室などを入居者様でシェアすることで、オフィスの広さを必要最低限に抑えコスト削減が可能です。

BCS秋葉原の内装。最短1週間で入居可能

BSC秋葉原(ビジネスサポートセンター秋葉原)の特徴を紹介

BSC秋葉原は一棟すべてがレンタルオフィスビル。東京メトロ銀座線「末広町」駅から徒歩2分、JR「秋葉原」駅から徒歩7分という立地です。

各部屋が平均的なレンタルオフィスの広さよりも広く、坪単価で考えると周辺相場に比べかなり安価。全部屋に窓があり、天井まである棚やデスクをはじめ、冷蔵庫も設置されています。ユーザーからは「コスパがいい」「使い勝手がいい」と評判です。

個別スペースだけでなく、共有スペースも充実。会議室を3室有し、内1室は応接室となっています。「最近は応接室がないレンタルオフィスも多いので、レパートリーの豊富な共有会議室を提供できる点はBSC秋葉原の特徴でもあります」と亀山さん。会議室は入居者以外でもレンタル可能で、周辺相場より安価に設定されていることも人気の理由です。

またこれらは2階に集約されており、平日9時から18時までは受付が常駐。来客時の一時的な対応も可能です。そのほか不在時の荷物や郵便の受け取りなどもしてくれます。

他の3拠点は内容が少し異なりますので、詳細はお問い合わせください

ナレッジライフパートナーズの今後の展望

最後に亀山さんに今後の展望を伺いました。

「困っている土地やビルなどをお持ちの不動産オーナーさんに対して、従来のカテゴリーに縛られないサービスの提案ができるようにしていきたいですね。そのためにも多くの方とタッグを組み、面白いことができればと考えています」と亀山さん。

これまでにない新しいオフィスのスタイルを求めて、ナレッジライフパートナーズ、そしてビジネスサポートセンターは今後もますます進化していきます。