DFE OFFICIAL BLOGhttps://dfe.jp/blog2,860円から始められるバックオフィスアウトソーシングのデータ・ファー・イースト社公式ブログTue, 15 Jul 2025 09:10:17 +0000jahourly1https://dfe.jp/blog/wp-content/uploads/2021/10/cropped-square1x1icon-32x32.pngDFE OFFICIAL BLOGhttps://dfe.jp/blog3232 株式会社藤田商店がDFEバーチャル管理部導入で人材不足を克服https://dfe.jp/blog/%e8%97%a4%e7%94%b0%e5%95%86%e5%ba%97-dfe%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%ab%e7%ae%a1%e7%90%86%e9%83%a8%e5%b0%8e%e5%85%a5%e3%81%a7%e4%ba%ba%e6%9d%90%e4%b8%8d%e8%b6%b3%e3%82%92%e5%85%8b/Tue, 15 Jul 2025 00:54:22 +0000https://dfe.jp/blog/?p=2916

株式会社データ・ファー・イースト社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:向井隆昭、以下DFE)は、株式会社藤田商店(本社:香川県観音寺市、代表取締役:藤田陽裕、以下藤田商店)において、新たな管理部署「社長室」の設置に伴い、D ... ]]>

~地方企業の人材不足を克服し、都市部の高スキル人材を活用した新たな管理部門運営モデルを実現~

左)株式会社藤田商店 代表取締役 藤田陽裕氏、右)株式会社データ・ファー・イースト社 代表取締役 向井隆昭

株式会社データ・ファー・イースト社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:向井隆昭、以下DFE)は、株式会社藤田商店(本社:香川県観音寺市、代表取締役:藤田陽裕、以下藤田商店)において、新たな管理部署「社長室」の設置に伴い、DFEバーチャル管理部サービスの提供を2025年7月1日より本格的に開始しました。

DFEバーチャル管理部とは?

DFEバーチャル管理部は、地方企業が抱える採用や人材不足の課題を一挙に解決する革新的なサービスです。前述の課題を抱える企業の社内ではなく、DFEの大阪本社内に専属の管理部門を構築しリモートで就業、あたかも自社内に経理・労務などの管理部門が存在しているかのように物理的な距離を感じることなく業務指示やタスク遂行が可能となります。

事務所やOA機器等の環境整備、人材の採用・育成、さらにはメンタルケアまでをDFEが全面的にサポート。都市部の高スキル人材を自社の社員同様、またそれ以上のクオリティで活用することが可能にし、迅速で確実な管理業務の運営を支援します。

導入背景と目的

創業140年以上を誇る藤田商店は、次の140年に向けて成長を加速するため、新たな管理部署「社長室」を設置しました。しかし、拠点である香川県観音寺市では必要なスキルや経験を持つ人材の採用が難しいことが大きな課題となっていました。

兼ねてより藤田商店の勤怠管理・給与計算、経理業務を代行していたDFEは、大阪の自社内に社長室を設置する「DFEバーチャル管理部」を提案。これにより藤田商店は採用・育成リスクや事務所開設コストを大幅に削減し、クラウド技術を活用したスムーズなコミュニケーションによって、スピーディに社長室の設置を完了させ、物理的・心理的距離の課題も克服しました。

株式会社藤田商店 代表取締役 藤田陽裕氏コメント

「DFEのサポートにより、社長室の設置をスムーズに進めることができました。提供された人材も当社の求めるスキルを有しており、非常に満足しています。大阪に独自の事務所を設置するよりも大幅に初期コストと維持費を抑えることができ、テクノロジーを通じて距離を感じることなく業務が進行しています。社長室のメンバーと共に、今後の経営基盤の更なる強化に努めてまいります。」

株式会社データ・ファー・イースト社 代表取締役 向井隆昭コメント

「DFEバーチャル管理部は、地方企業が直面する人材不足やDX推進の課題を同時に解決できる画期的なサービスです。都市部の優秀な人材を即座に活用できる環境を提供し、地方企業がコア業務に集中できるよう支援します。AIやDXの導入支援も積極的に行い、地方企業の競争力強化に貢献していきます。」

DFEバーチャル管理部の主なメリット

  • 採用や離職に伴うリスクの完全回避
  • 地方でも都市部の高スキル人材を活用可能
  • 事務所開設や人材採用のコストを大幅削減
  • クラウドやAIを活用した生産性の継続的な向上支援
  • 物理的・心理的距離を感じさせないスムーズな業務運営

記事まとめ

Q1: このプレスリリースを要約すると

創業140年以上の歴史を持つ老舗企業「株式会社藤田商店」が、「株式会社データ・ファー・イースト社(DFE)」が提供する「DFEバーチャル管理部サービス」の導入を開始。これにより、地方企業の人材不足を克服し、都市部の高スキル人材を活用した新たな管理部門運営モデルを実現するとしています。

Q2: DFEバーチャル管理部サービスとは?

地方企業が抱える採用や人材不足の課題を一挙に解決する革新的なサービスです。具体的には、顧客企業ではなくDFEの大阪本社内に専属の管理部門を構築し、リモートで業務を行うことで、あたかも自社内に経理・労務などの管理部門が存在しているかのように、物理的な距離を感じずに業務指示やタスク遂行が可能になります。DFEが事務所やOA機器等の環境整備、人材の採用・育成、さらにはメンタルケアまでを全面的にサポートし、都市部の高スキル人材を自社社員同様、またはそれ以上のクオリティで活用することを可能にします。

Q3: 藤田商店がサービスを導入した理由は?

次の140年に向けて成長を加速するため、新たな管理部署「社長室」を設置。しかし、同社の拠点である香川県観音寺市では、人材確保が困難なため、かねてより藤田商店の勤怠管理・給与計算、経理業務を代行していたDFEが、大阪の自社内に社長室を設置する「DFEバーチャル管理部」を提案。藤田商店は採用・育成リスクや事務所開設コストを大幅に削減し、クラウド技術を活用したスムーズなコミュニケーションで社長室の設置を完了させ、物理的・心理的距離の課題も克服できました。

Q4: DFEバーチャル管理部サービスの主なメリットは何ですか?

  • 採用や離職に伴うリスクを回避
  • 地方でも都市部の高スキル人材を活用
  • 事務所開設や人材採用のコストを大幅に削減
  • クラウドやAIを活用した生産性の継続的な向上を支援
  • 物理的・心理的距離を感じさせないスムーズな業務運営が可能に

Q5: 両社代表のコメント

  • 株式会社藤田商店 代表取締役 藤田陽裕氏は、「DFEのサポートにより、社長室の設置をスムーズに進めることができ、提供された人材も当社の求めるスキルを有しており、非常に満足している」と述べています。また、「大阪に独自の事務所を設置するよりも大幅に初期コストと維持費を抑えることができ、テクノロジーを通じて距離を感じることなく業務が進行している」とし、社長室のメンバーと共に今後の経営基盤の更なる強化に努める意向を示しています。
  • 株式会社データ・ファー・イースト社 代表取締役 向井隆昭氏は、「DFEバーチャル管理部は、地方企業が直面する人材不足やDX推進の課題を同時に解決できる画期的なサービス」であると説明しています。さらに、「都市部の優秀な人材を即座に活用できる環境を提供し、地方企業がコア業務に集中できるよう支援する。AIやDXの導入支援も積極的に行い、地方企業の競争力強化に貢献していく」とコメントしています。

Q6: 両社の本社所在地はどこですか?

  • 株式会社藤田商店:香川県観音寺市
  • 株式会社データ・ファー・イースト社:大阪府大阪市北区曽根崎新地

本記事に関するお問い合わせは

contact@dfe-jp.com

サービス導入や人材不足解消の無料ご相談もいつでもお待ちしております。

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Geminiの【Scheduled actions】自動実行AIがあなたの時間を最大化https://dfe.jp/blog/scheduled-actions/Mon, 14 Jul 2025 04:09:02 +0000https://dfe.jp/blog/?p=2910

今年6月、米Googleは、Geminiの新機能「Scheduled actions」の提供を開始したと発表しました。 「Scheduled actions」は、まるで“パーソナル執事”のように、あなたの指示を毎日自動で ... ]]>

今年6月、米Googleは、Geminiの新機能「Scheduled actions」の提供を開始したと発表しました。

「Scheduled actions」は、まるで“パーソナル執事”のように、あなたの指示を毎日自動で実行してくれる新機能。

これまで手動で行っていた定型作業や情報収集をGeminiに任せれば、時間を有効利用できるようになるでしょう。

今回は、Geminiに新しく追加された超便利な新機能「Scheduled actions」について解説します。

「Scheduled actions」とは

「Scheduled actions」とは、簡単に言えば、Geminiに「〇〇を、△△時に実行して」と指示するだけで、あなたが設定した時間に、AIが自動でタスクを実行してくれるというものです。

普段Geminiに指示するように、ごく自然な会話の中でタスクを設定できます。一度設定すれば、専用の管理画面からいつでも内容を確認したり、変更したりできるので安心です。

Geminiの「Scheduled actions」は、ただのAI機能ではなく、作業を効率化しムダな手間を減らすことでができる、強力なアシスタントです。

「Scheduled actions」は誰が使える?

「Scheduled actions」機能が使えるのは、以下のような方です。

  • 有料プラン「Google AI Pro」ユーザー
  • 有料プラン「Google AI Ultra」ユーザー
  • Google Workspaceのビジネスプラン
  • Google Workspaceの教育プラン

これらのプランを利用しているなら、ぜひ試してみてください。

活用シーン具体例

「スケジュールされたアクション」は、あなたの毎日をどのように変えてくれるのでしょうか?いくつかの具体的な例を紹介します。

毎朝のスタートダッシュをサポート

■目覚めの情報収集

起床時間に合わせて、その日のカレンダーの予定、新着メールの要約、通勤経路の交通情報などをGeminiがまとめて教えてくれます。

スマホを開いて個別にアプリを立ち上げる手間が省けるので、スムーズに1日を始められるでしょう。

■ニュースのチェック

毎朝、関心のある分野の最新ニュースや応援しているスポーツチームの試合結果などを簡潔にまとめて届けてもらうことも可能です。

クリエイティブな活動やビジネスを効率化

■ブログやSNSのアイデア出し

毎週決まった曜日に、「ブログ記事のアイデアを5つ生成して」「SNS投稿用のキャッチコピーを考えて」などといった指示をGeminiに任せてみましょう。

忙しい中でもアイデアを提案してくれるので、その時間を別の活動に回すことができるのは大きなメリットです。

■市場調査の定点観測

例えば、毎週月曜日の朝に「最新のITトレンドについて要約して」と設定しておけば、週のはじまりに業界の動向を把握することができます。

知りたい情報をピンポイントで収集

■イベント結果の即時要約

例えば、「授賞式の翌日に、受賞者リストとハイライトをまとめて」と設定すれば、速報性のある情報をまとめることができます。

単発のタスク予約も可能なので、リアルタイムで追う時間がないという場面でも活躍するでしょう。

株価や為替の定点観測

毎日市場が開く前に最新情報をチェックする、といった使い方も考えられます。

まとめ

Q1. どんな機能?
  A.指定した時間にGeminiが自動でタスクを実行してくれるAIアシスタント機能

Q2. 何ができる?
  A.朝の予定・ニュース確認、SNSアイデア出し、相場チェックなどを自動化

Q3. 設定は簡単?
  A.話しかけるだけでOK。管理画面で編集や確認も可能

Q4. 誰が使える?
  A.Google AI Pro/Ultra、有料のGoogle Workspaceユーザー

Geminiの「Scheduled actions」は、単にAIが賢くなったという話ではありません。あなたの日常の時間を生み出し、生産性を劇的に向上させるための画期的なツールです。

この新機能を活用すれば、もっと時間を有効活用できるでしょう。ぜひ活用してみてくださいね。

今後もDFE Blogでは、皆さんのお仕事に役立つ豆知識を発信しています。煩雑な事務業務などを外注化して経営効率化を進める企業様はぜひDFEにお任せください。DFEは、事務代行から経理代行まで幅広いバックオフィス業務に対応可能です。

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林業の”呪い”を解く、価値創造の新プロジェクト『AMASUNA』とは? ―株式会社nojimoku・野地社長が語るhttps://dfe.jp/blog/nojimoku-amasuna/Wed, 09 Jul 2025 02:49:59 +0000https://dfe.jp/blog/?p=2854

海と山、その豊かな自然に抱かれる神秘的な場所としても有名な三重県熊野市。そのイメージとは裏腹に時に「陸の孤島」とも呼ばれるこの地で、60年以上の歴史を刻む株式会社nojimoku。そのnojimokuの3代目社主として家 ... ]]>

【対談者】

  • 野地 伸卓(以下、野地社長): 株式会社nojimoku 代表取締役
  • 向井 隆昭(以下、向井): 株式会社データ・ファー・イースト社(DFE) 代表取締役
林業の"呪い"を解く、価値創造の新プロジェクト『AMASUNA』とは? ―株式会社nojimoku・野地社長が語る

海と山、その豊かな自然に抱かれる神秘的な場所としても有名な三重県熊野市。そのイメージとは裏腹に時に「陸の孤島」とも呼ばれるこの地で、60年以上の歴史を刻む株式会社nojimoku。そのnojimokuの3代目社主として家業を継いだ野地伸卓社長は、かつてプロを目指したバンドマンという異色の経歴を持つ。

彼が掲げるのは「バンドのような会社経営」。ロックバンドのように各パートがそれぞれの役割を担い、その責任を全うするというスタイルだ。野地社長は木材を丸太から角材や板材に加工する製材業界の常識や固定観念を「呪い」と呼び、それを解き放つかのように次々と新たな挑戦を仕掛け、業界全体だけでなく建築家や木にこだわった家を建てたいと考えるエンドユーザーにまでそのポジティヴな影響を広げ続けている。

nojimokuは高品質を追求する。だが、高品質を追求するがゆえに生まれる大量の「ロス」というジレンマから生まれたのが、新プロジェクト『AMASUNA(アマスナ)』だ。

今回は、そんな規格外の経営者・野地社長と、DFEの向井が、その哲学と野望について語り合った。予定調和を嫌う二人のセッションから、ビジネスの新たな可能性が見えてくる。

「バンドマンが社長になったらこうなる」という生き様

向井: 野地社長、今日はよろしくお願いします!それにしても、相変わらずいいガタイですよね(笑)。またパンプアップしました?

野地社長: いやー、筋トレは一応続けてますんで。

向井: 読者の皆さんのために、まずは野地社長の自己紹介からお願いしたいんですけど、これがまた面白い経歴で。

野地社長: いやいや、自己紹介ですか…本当に薄っぺらいですよ(笑)。僕の経歴なんて、地元の高校卒業して東京の大学へ行って、卒業後はバンド活動に明け暮れてました。そのあと、このnojimokuに入社した、っていうだけですからね。

向井: 最高にクリエイティブで独特で分厚いじゃないですか!僕もミュージシャンを志して、その後DFEに入社したっていう近しい経歴なんで勝手に野地社長に憧れてるところあるんですが。

野地社長: いやもう恥ずかしいんですよ、色んなところで「プロフィールください」って言われて、僕だけいつも薄っぺらいプロフィールで(笑)。

向井: 誰よりも濃いいですよ!攻めてる人生だと思います。野地社長は3代目でいらっしゃるんですよね?

野地社長: そうです。祖父が立ち上げて、親父が継いで、2023年に僕が3代目になりました。ちょうど会社が60周年を迎えたタイミングですね。

向井: そういう会社の歴史を背負うっていいですよね。会社が醸成してきた文化とか想いとかお客様とかを未来に受け継げるって幸せなことだと思います。3代目が元バンドマンっていうのが、さらに最高じゃないですか。社長の経営スタイルって、まさに「バンド経営」ですよね。

野地社長: そうなんですよ。僕が目指しているのは、矢沢永吉さんみたいなソロアーティストじゃなくて、メンバー(社員)それぞれのパートがあって、みんなでセッションしながら面白い曲=事業を作っていく、そんな会社なんですね。なのでバンドで培った経験みたいなものは今の経営に活かされていますよね。最近取り組み始めた『AMASUNA』もまさにそんな感じで生まれたプロジェクトです。

「陸の孤島」から生まれた品質への執着と「呪い」

左)野地社長 右)DFE向井

向井: では、ここからはその新プロジェクト『AMASUNA』について詳しくお話をお聞きしたいんですが。どういう背景からこのAMASUNAは始まったんですか?

野地社長:nojimokuがある熊野は、正直言って利便性の悪い「陸の孤島」なんですよ。人口もどんどん減っていく中で、どうやって売上を伸ばすのか、製材所としてこれからできることは何なのかを考えなければならない。そうなると、自然と答えは外に打って出るしかないということになる。でも、ただ製品を売るだけじゃ他の製材所と同じじゃないですか。それだけだと何も変わらないからダメな訳で、「nojimokuだけの何か特別なもの」がないと誰も見向きもしてくれない。そう考えていたんですよ。

向井: その「特別なもの」とは何だったのでしょう?

野地社長: 突き詰めたのは「品質」と、僕たちにしかない「オリジナリティ」ですね。木材には国の「JAS規格」という基準があるんですが、僕たちはそれより遥かに厳しい自社基準『NOJIS規格』を作ったんです。

向井: すごいな!国の規格を超える自主規格の『NOJIS規格』面白いですね。その自らを高めていった結果として、新たな課題が生まれてしまったということですかね?

野地社長: そうなんです。基準を厳しくすると、どうしてもロスが大量に産まれてしまうんですね。僕たちのNOJIS規格では、仕入れた丸太のうち製品にできるのはたったの30%なんです。残りの70%は製材時のおがくずや加工くず、そして製品にならない端材となり、それに輪をかけて品質規格に満たない不良品が出てしまう。これらはnojimokuでは「ロス」として捨てられたり、売れたとしても格安だったりと、同じ丸太から出てきた木材であるにもかかわらず悲惨な末路を辿っています。この「もったいない」状況を、僕は業界の「呪い」だと思ってて。高品質を追求するがゆえに生まれたジレンマですね。

向井: 自らの品質を厳しくしたが故に70%もロスが生じた…それはまさにジレンマですよね。外に打って出るために、突き詰めた「品質」と「オリジナリティ」によって、唯一無二のnojimokuを確立できた。それはマーケティングとしても、ブランディングとしても、品質としても成功しているんだけれどもロスを見ない振りはできないということかぁ。

野地社長: 僕たちの木材は、問屋から材木店、工務店を経て、最終的に家を建てる消費者(施主)さんの元に届きます。この流通の中で、僕たちは最終消費者である施主さんに直接アプローチするために、厳しい品質とオリジナリティを打ち出すというマーケティングを意識しているんですね。施主さんが「nojimokuの木を使って家を建てたい」と指名してくれるようになれば、流通の力学を変えられる。木材の価格は相場で決まることが多いですが、「nojimokuの木を使いたい」って施主さんからの指名買いなら、僕たちが価格の決定権を握れますからね。

「余すな」=『AMASUNA』爆誕!

向井: ジレンマという呪いを解くための挑戦が『AMASUNA』なんですね。

野地社長: ええ。以前、大阪で講演したのがきっかけで、福井、京都、愛知のバラバラな場所にいるデザイナーさんや猟師さんといった全く業種の異なる人たちと出会うことができたんです。彼らが工場見学に来てくれた時に、僕たちが「ロス」と呼ぶものを見て「なんでこんな良いものを捨てるの?」と、ロスの部分をまるで宝の山のように目を輝かせて見てたんですよね。

向井: 視点が違う、立場の違いから新しい発見ですね。

野地社長: そこからウェブで打ち合わせしたりしながら皆で話し合っていると「余すことなく使おう」というコンセプトが生まれて。だったらこのユニット名も必要だなと、ユニット名を考えている時に、ふとローマ字で「AMASUNA」と書いてみたんですよ。でそれをデザイナーさんに見せてみて、字の並びから何となくハードロックバンドのメタリカのロゴに寄せてみてと伝えるとその場でアレンジしてくれて、結果いい感じだなと(笑)。

向井: ここで、まさかのメタリカ(笑)!

野地社長: そうそう(笑)。どうせ自分たちでメッセージを伝えるなら、地球に優しいとか、SDGsとか、そういうストレートな表現はなんだか性に合わなくてダサいなと思って。逆張りしようと。あえて地球をぶっ壊してそうなメタルやハードロックのイメージで、実はめちゃくちゃエコなことやってる、っていうギャップが面白いかなって。打ち合わせで出てきたキーワードを並べて、それを歌詞に見立ててAIに「この歌詞でメタリカ調の曲作って」ってお願いして、テーマソングまで作りました(笑)。

テーマソング『アマスナ』 https://suno.com/s/Zprjd5zEQwWfgd8f

「ノジス」の逆は「シジョン」。規格外にこそ、新たな規格を

向井: 最高ですね(笑)。でも、『AMASUNA』は単にロス材を使った製品を作るというプロダクトの観点というユニットではないんですよね?

野地社長: ええ、僕たちは「概念」を作りたいんです。デザイナーさんから「規格外品にこそ、新しい規格を作るべきだ」という面白い提案があって。僕たちの厳しい基準が『NOJIS規格』だから、その逆で、規格外品の価値基準を『SIJON(シジョン)規格』と名付けました。

向井: ノジスの逆でシジョン!うわ、それ面白い!やっぱり発想がすごいなあ。

野地社長: 『SIJON』という新しい価値基準を市場に提示していくんです。例えば『SIJON』だけで建築物を作ってみたり、音楽やアートと融合させたり。固定観念を壊して、価値がないと思われていたものに、新たな価値と物語を与えていく。それが『AMASUNA』の活動の本質になるんじゃないかなって。

遊びが仕事になる。『製材ゲーム』が業界のリアルをぶちかます

向井: AMASUNAのプロジェクトとは、別のラインとのことですが、製材所ってどんなお仕事をしているのかを伝えるアプローチとして『セーザイゲーム』っていうのが生まれたんですよね。

野地社長: 僕たちの仕事のすごさって、言葉で説明するより、実際に製材を体験してみないとわからないじゃないですか。だから、製材を疑似体験できるシミュレーションゲームを作ったんです。丸太の見極めから製材、販売までを体験して、いかに利益を出すかを競う。これが今、全国の学校教育の現場からも「木育に使える」と注目されてて、結構バズってるんです。

セーザイゲームのホームページ

向井: 遊びを通じて業界のリアルを伝えるわけですね。製材所のお仕事を疑似体験できると、将来製材所で働きたいって子どもたちも出てきますもんね。今開催中の大阪関西万博のパビリオンにもnojimokuの木が使われているとか。

野地社長: 本当にありがたいことです。隈研吾さんが設計したカタール・パビリオンにも木材が使われましたし。隈さんとは以前からお仕事させていただいてたので、「ああ、のじもくね」みたいな感じで(笑)。やっぱり、面白いことを本気でやってると、面白い人たちが自然と集まってくれる。まさにバンドと一緒ですよ。河瀨直美監督のシグネチャーパビリオンは学校を移築したんですが、そこのデッキ材はnojimokuの木材が使われていますね。nojimokuの価値を消費者にわかりやすく伝えることができるのは、こうしたビッグネームとのお仕事も大きな役割を担ってくれています。

熊野でフェスをやる!「0リューベ」で売上を立てる究極の理想

向井: これからの『AMASUNA』、そしてnojimokuの展望を聞かせてください。

野地社長: 『AMASUNA』はまだ始まったばかり。プロダクトを作るのか、概念を伝えるメディアになるのか、これからメンバーとセッションしながら決めていきます。でも、この活動に面白がってくれる人たちを巻き込んで、何かデカいことをやりたいというのは一貫していてですね。例えば、この熊野で「AMASUNAフェス」みたいな音楽フェスを開催するとか。

向井: フェス!絶対行きますよ!フランクフルト焼くん手伝います(笑)。僕の地元高槻でも「高槻魂(たかつきだましい)」っていう無料フェスを、地元の先輩たちがもう10年以上やってるんで、何かきっかけになったらいいですよね。

野地社長: おお、そうなんですか!ぜひ!それとは別で、僕個人の究極の目標は「0リューベで売上が上がること」です。

向井: 0リューベ?木材を1本も売らずにってことですか?

野地社長: そう。木材というモノ、つまり「リューベ(立方メートル)」という単位で測られる量を売るのではなく、僕たちの活動や思想、ストーリーといった無形の価値(付加価値)を最大化していく。それが僕の目指す経営の理想形です。まあ、そのためにも、まずは面白いことをやり続けないとですね。

向井: いやー、今日は本当に刺激的な話をありがとうございました。今後の活動、そして「熊野 AMASUNA フェス」の開催を心から楽しみにしています!

野地社長: こちらこそ、ありがとうございました!ぜひまた遊びに来てください。


対談のまとめ:野地社長に聞くQ&A

Q1. バンドマンから3代目社長へ。異色の経歴を持つ野地社長が目指す経営スタイルとは?

A. ソロアーティストではなく「バンド」のような会社経営です。社長がワンマンで引っ張るのではなく、メンバーである社員一人ひとりが各パートのプロとして責任を持ち、全員でセッションしながら面白い事業(曲)を創り上げていくスタイルを目指しています。

Q2. 高品質を追求する「NOJIS規格」が、なぜ業界の「呪い」になっていたのですか?

A. 国の基準より遥かに厳しい自社基準を設けた結果、仕入れた丸太のうち製品になるのはわずか30%。残り70%は品質に問題がなくても「ロス」となり、価値を認められないというジレンマがありました。この「高品質=大量のロス」という構造的な課題を「呪い」と表現しています。

Q3. 新プロジェクト『AMASUNA』のコンセプトが「メタリカ」なのはなぜですか?

A. 「余すことなく使う」という真面目なコンセプトを、よくある「地球に優しい」といったストレートな表現で伝えるのは「ダサい」と考えたからです。あえて破壊的なイメージのあるハードロック/メタルの世界観で表現することで生まれるギャップや面白さを重視しました。遊び心と逆張りの精神から生まれたコンセプトです。

Q4. 「NOJIS」の逆で「SIJON」という新概念が面白いです。これはどういうものですか?

A. これまで「ロス」とされてきた規格外品に、『SIJON規格』という新しい価値基準を与える試みです。単にモノを売るのではなく、価値がないとされたものに新たな物語と市場(しじょう)を創り出す「概念」そのものを生み出すことを目指しています。

Q5. 究極の目標として「0リューベで売上が上がること」を掲げていますが、これはどういう意味ですか?

A. 木材という「モノ」の量(リューベ=立方メートル)に依存して売上を立てるのではなく、活動や思想、ストーリーといった「コト」(無形の付加価値)で事業を成り立たせるという経営の理想形です。モノからコトへの価値転換を目指す、野地社長の究極のビジョンと言えます。

編集後記

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

弊社代表の向井と、株式会社nojimokuの野地社長は「元バンドマンの経営者」という珍しい共通点もあり、いつもビジネスの枠を超えた刺激的な会話が繰り広げられます。今回の対談は、そんな二人のセッションから生まれる熱量を、ぜひ読者の皆様にもおすそ分けしたいという想いから実現しました。

「業界の呪い」「バンド経営」「NOJISとSIJON」――。

取材中、野地社長の口から飛び出すキャッチーな言葉の数々に、私たちは何度も唸らされました。その言葉の裏には、長く続く家業を背負い、業界の未来を真剣に考えるからこその、深く、そして熱い哲学が流れています。

特に新プロジェクト『AMASUNA』は、単なる環境配慮やSDGsといった言葉だけでは語れない、もっとラディカルで面白い挑戦だと感じました。常識を疑い、それを破壊することさえ楽しみながら、全く新しい価値を市場に問いかける。そのパンクロックな姿勢は、変化の激しい時代を生きるすべての経営者にとって、大きなヒントになるのではないでしょうか。

「0リューベで売上を立てる」という壮大な夢。そして、いつか熊野の地で開催されるかもしれない「AMASUNAフェス」。nojimokuが仕掛ける”面白いこと”から、これからも目が離せません。

株式会社nojimoku ホームページ https://nojimoku.jp/

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株主変更および新経営体制発足のお知らせhttps://dfe.jp/blog/%e6%a0%aa%e4%b8%bb%e5%a4%89%e6%9b%b4%e3%81%8a%e3%82%88%e3%81%b3%e6%96%b0%e7%b5%8c%e5%96%b6%e4%bd%93%e5%88%b6%e7%99%ba%e8%b6%b3%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/Wed, 09 Jul 2025 01:00:37 +0000https://dfe.jp/blog/?p=2880

DFEオフィシャルブログを読んでくださっている皆様へ 拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、このたび株式会社データ・ファー・イースト社は、令和7年7月 ... ]]>

DFEオフィシャルブログを読んでくださっている皆様へ

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、このたび株式会社データ・ファー・イースト社は、令和7年7月1日をもちまして、シルバーバックス・プリンシパルグループによる全株式取得により、同社の完全子会社となりましたことを謹んでご報告申し上げます。

これに伴う経営体制の刷新に伴い、同日付で代表取締役 森口真有美が退任し取締役会長に、私が代表取締役に就任いたしました。
ここに、森口の代表取締役在任中に賜りましたご厚情に対し、心より御礼申し上げます。

つきましては、新体制のもと、シルバーバックス・プリンシパルグループとの強固な連携によるシナジーを最大限に発揮し、社業のさらなる発展に専心努力いたす所存でございます。創業以来の理念である「お客様の社員の一員として」という精神を胸に、AIをはじめとするテクノロジーの活用を通じて皆様の事業活動に貢献してまいる覚悟でございますので、何卒、前任者同様格別のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

まずは略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。

敬具

【新役員体制】

取締役会長 森口 真有美(前 代表取締役)

代表取締役 向井 隆昭

取締役 日野 洋一(株式会社シルバーバックス・プリンシパル 代表取締役)

以上

株式会社データ・ファー・イースト社
代表取締役 向井 隆昭

新代表取締役 向井 隆昭コメント

【代表就任のご挨拶と、僕たちの未来の話】

こんにちは、向井です。
この度、株式会社データ・ファー・イースト社の代表取締役に就任しました。

さらに7月1日にて、僕たちの会社は、株式会社シルバーバックス・プリンシパルという強力なパートナーと共に歩むことになりました。グループの一員として、DFEの新しい毎日が始まりました。

この大きな節目にあたり、偉大なリーダーである森口真有美が取締役会長に就任し、僕がその後を継ぎます。
森口が注いできた情熱と愛情に心から感謝するとともに、そのバトンを恐る恐る握りしめている次第です。

新しく取締役に就任された株式会社シルバーバックス・プリンシパル代表の日野洋一さんの力もめちゃくちゃお借りしながら、第二の創業期ともいえるこの変化を、社員の力やお客様のお力を借りながら成功に導ければと思ってます。

僕が実現したいのは、テクノロジーの力で、もっとお客様の役に立つことです。
「お客様の社員の一員として」という僕たちの原点を忘れずに、AIの活用でよりスピーディに正確に皆さんの事業に貢献したい。そう思っています。

これから始まる、データ・ファー・イースト社の「第二章」。
ワクワクしかないこの挑戦を、皆さんと共に歩んでいけたら最高だと思います。

ぜひ、ご指導ご鞭撻、そして応援よろしくお願いします。

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「Google Workspace」のサイドパネルから利用可能になる「Gems」についてわかりやすく解説https://dfe.jp/blog/gems/Mon, 07 Jul 2025 12:14:47 +0000https://dfe.jp/blog/?p=2870

Googleが提供するビジネス向けのクラウドサービス「Google Workspace」。 インターネット環境があればどこからでもアクセスでき、複数人で同時に作業できるGoogle Workspaceは、私たちの働き方を ... ]]>

Googleが提供するビジネス向けのクラウドサービス「Google Workspace」。

インターネット環境があればどこからでもアクセスでき、複数人で同時に作業できるGoogle Workspaceは、私たちの働き方を大きく変えてきました。

2025年7月2日、米Googleは、Google Workspaceのサイドパネルに、新たに「Gems(ジェムズ)」を追加すると発表。段階的に展開していくそうです。

今回は改めて「Google Workspace」とは何か、「Gems」とは何かに加え、「Gems」の活用法などをわかりやすく解説します。

改めて「Google Workspace」とは?

Google Workspaceは、Googleが提供するビジネス向けのクラウドサービスの総称です。

Gmail(メール)、Google ドキュメント(文書作成)、Google スプレッドシート(表計算)、Google スライド(プレゼンテーション作成)、Google カレンダー(スケジュール管理)なども、このGoogle Workspaceの一部。

Google Workspaceは、個人・中小企業・大企業・教育機関などが、クラウド上で業務を効率化するために使える有料のサブスクリプション型サービスです。

すべてのデータはクラウド上に保存されるため、インターネット環境があればどこからでもアクセス可能。複数人で同時に編集・共有できるのも大きな特徴で、チームのコラボレーションを円滑にします。

料金は1ユーザーあたり月額850円(税込)からで、ストレージ容量や機能に応じて複数のプランが用意されています。ニーズに合わせて柔軟に選べるのも、Google Workspaceの魅力のひとつです。

「Gems」とは

「Gems」とは、一言でいうと、オーダーメイドのAIアシスタント。ユーザー一人ひとりが、自分の仕事に合わせて育てられる「専門家AI」です。

Gemini上でユーザーが自分専用のカスタムAIを作成し、チャット形式で利用するというもの。

「Gems」の機能自体は2024年から存在していましたが、これまではAIチャットサービスである「Gemini」の有料版の機能として利用可能でした。現在は無料の「Gemini」でも「Gems」は利用可能です。

これまでGoogle Workspaceの各アプリと「Gems」は連携していませんでしたが、2025年7月2日、サイドパネルに「Gems」機能が直接組み込まれることが発表されました。

これにより作業を中断して別のサイトに行く必要がなくなり、必要な時にいつでも自分専用のAIを呼び出して、文書作成やメール返信などを手伝ってもらえるように。非常に使いやすくなるでしょう。

「Gemini」と「Gems」はどう違うの?

Googleが提供しているAIサービスといえば「Gemini」がありますが、「Gems」とはどう違うのでしょうか。簡単に解説します。

Gemini(ジェミニ)

  • Googleが提供する生成AI
  • チャット形式での質問応答、文章生成、コード作成、翻訳など
  • Webブラウザやモバイルアプリ(「Gemini」アプリ)から利用
  • OpenAIのChatGPTに相当するGoogleのAIチャットアシスタント

Gems(ジェムズ)

  • GeminiのカスタムAIエージェント機能
  • ユーザーが目的別にAIをパーソナライズして使える
  • GeminiアプリやWeb上で作成・管理が可能
  • 名前や目的を設定して、自分専用のGeminiを作れる

GemsはChatGPTの「カスタムGPT」に相当する機能といえます

Gemsの使い方

Gemsは有料版のユーザーだけでなく、無料版Geminiユーザーも利用することが可能です。

ここからはGemsの使い方を簡単に紹介します。

  1. Geminiにアクセス
  2. 「Gemを表示」で開く
  3. 「+Gemを作成」ボタンをタップ
  4. Gemsに名前と目的を設定
  5. 「カスタム指示」にプロンプトを入力
  6. 「プレビュー」にプロンプトを入力
  7. 求めていたものと違う場合は、プロンプトを調整
  8. 理想になったら「保存」を押す

プロンプト入力に迷った場合、カスタム指示枠の下「ペンマーク」押すことで、プロンプト作成をお手伝いしてくれる拡張機能が搭載されています。

Gemsの育て方3ステップ

Gemsには専門知識は不要です。「Gems」を育てる(作る)ための簡単な3ステップを解説します。

【ステップ1】AIにお願い事を決める(役割を与える)

まずは、AIにどんな専門家になってほしいかを決めます。

例

「あなたは、毎週の営業報告書を作成するプロです」

「社内ルールを熟知した人事担当として振る舞ってください」

【ステップ2】お手本を見せて覚えさせる(AIを育てる)

AIに参考にしてほしい資料やルールを与えて、仕事のコツを教えます。

例

「このGoogleドライブのフォルダにある、過去の報告書を全部読んで書き方のルールを覚えてください」

「社内用語集のこのファイルを参考にしてください」

【ステップ3】実際に仕事をお願いする(呼び出して使う)

Gmailやドキュメントのサイドパネルから、育てたGemを呼び出します。

例

「今週のデータから報告書の下書きを作って」

「A社向けの定例報告書をお願い」

Gemsは一度作って終わりではなく、使いながら改善・調整し、さらにあなた好みのAIに育てられます。

  • 用途別に複数のGemを使い分ける
  • やり取りが「ちょっとズレている」と感じたら、設定を見直す
  • 指示をどんどん具体化して細かく伝える

これらのGemsはチーム内で共有することも可能です。あなたの業務スタイルに合わせて、自由に育てていきましょう。

まとめ

Q1. 「Google Workspace」って何?
  A. Googleの有料クラウドサービス


Q2.「Gems」って何?
  A. 自分用にカスタマイズできるAIアシスタント


Q3.「Gemini」とどう違うの?
  A. GeminiはAI全体の名前、Gemsはその中の「自分専用AI」機能


Q4. 「Gems」は有料?
  A. Gems自体は無料版Geminiでも利用可能


Q5. 2025年7月2日に米Googleは何を発表した?
  A. Google Workspaceのサイドパネルに「Gems」が追加されること

「Gems」は、Googleの生成AI「Gemini」を自分専用にカスタマイズできる新しいAIアシスタント機能です。

Google Workspaceのサイドパネルに組み込まれることで、Gmailやドキュメントなどの作業中にもすぐ呼び出して使えるようになり、業務効率が大きく向上するでしょう。

今後もDFE Blogでは、皆さんのお仕事に役立つ豆知識を発信しています。煩雑な事務業務などを外注化して経営効率化を進める企業様はぜひDFEにお任せください。DFEは、事務代行から経理代行まで幅広いバックオフィス業務に対応可能です。

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【職場の熱中症対策】令和7年6月施行、改正労働安全衛生規制についてhttps://dfe.jp/blog/heatstroke/Fri, 27 Jun 2025 06:46:18 +0000https://dfe.jp/blog/?p=2844

毎年夏になると増える「熱中症」。屋外はもちろん、空調が十分でない室内でも発生する恐れがあります。特に高温多湿の環境で長時間働く現場では、熱中症が命に関わることも。 厚生労働省は労働安全衛生規則を改正し、令和7年6月1日か ... ]]>

毎年夏になると増える「熱中症」。屋外はもちろん、空調が十分でない室内でも発生する恐れがあります。特に高温多湿の環境で長時間働く現場では、熱中症が命に関わることも。

厚生労働省は労働安全衛生規則を改正し、令和7年6月1日から、職場における熱中症対策の強化を義務化しています。

すべての事業者に関係する内容です。しっかり確認しておきましょう。

義務化の主な内容

今回の労働安全衛生規則の改正の基本的な考え方は、「見つける」→「判断する」→「対処する」です。現場の実態に即した対応を行いましょう。

厚生労働省「職場における熱中症対策の強化について」より引用

具体的には以下のような対策を取ることが義務付けられています。

  • 熱中症の恐れがある労働者を早期発見し、社内で報告するための体制整備
  • 重症化を防ぐための応急処置や医療機関への搬送など手順の作成
  • それらの内容の関係者への周知

新たに義務づけられる2つのポイント

1.報告体制の整備と周知

作業中に「ちょっと体調がおかしい」と感じた場合や、周囲の人の異変に気づいた場合に備え、報告先や担当者をあらかじめ決めておき、作業者に周知することが義務となります。

「誰に、どう報告すればいいのか」を明確にし、すぐに対応できる体制が求められます。

2.緊急対応の手順を事前に決めておく

以下のような対応について、事前にルールを決め、作業者に伝えることも必要です。

  • 異常を感じたら作業から離脱できるようにする
  • 身体を冷やす方法(冷却スペースや冷却グッズの用意)
  • 必要があれば医師の診察や処置を受けさせる
  • 緊急連絡網や搬送先の連絡先・場所を明記しておく

対象となる作業とは

新たなルールの対象となるのは、以下のような環境で行われる作業です。

たとえば、工場の屋内作業や建設現場、屋外での軽作業でも、条件に当てはまれば対象になります。

  • WBGT(暑さ指数)が28℃以上、または気温が31℃以上
  • 1時間以上連続、または1日4時間以上行われる作業

※WBGTとは、暑熱環境による熱ストレスの評価を行う暑さ指数で、温度・湿度・日射などを総合的に考慮した暑さの指標です

経営者や現場責任者がすべきこと

今回の法改正は、単なるルール変更ではありません。「働く人の命を守る」ため、経営者や現場責任者は次のようなことをしてください。

  • 対象となる作業があるかどうかを確認
  • WBGT計を導入するなどして暑さを「見える化」
  • 報告・対応フローをマニュアル化
  • 作業者への周知・教育の実施
  • 水分補給・休憩のタイミングを見直す

対策を怠った場合

対策を怠った場合は、6か月以下の拘禁刑、または50万円以下の罰金が科される可能性があるため、十分な注意が必要です。

まとめ

Q1. いつから熱中症対策が義務化される?
  A. 令和7年6月1日から、労働安全衛生規則の改正により、職場の熱中症対策が義務化

Q2. どんな作業が対象になる?
  A. WBGT(暑さ指数)が28℃以上、または気温が31℃以上の環境で、1時間以上連続または1日4時間以上行う作業

Q3. 事業者は何をしなければならない?
  A. 作業者が体調異変を報告できる体制の整備と、緊急時の対応手順(離脱・冷却・医療対応など)の作成と周知

Q4. 経営者や責任者が取るべき行動は?
  A. WBGT計の導入やマニュアル作成、従業員への教育などを通じて、現場のリスクを「見える化」し、対応体制を整備する

Q5. 対策を怠るとどうなる?
  A. 義務を怠った場合、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性がある

令和7年から始まる熱中症対策の強化は、「人命を守る」ための最低限の備え。対象となる作業や現場を把握し、体制づくり・手順づくり・周知教育を計画的に進めていきましょう。

よくわからない、もっと詳しく知りたいという方は、DFEにお気軽にご相談ください。

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【連載対談】世界を旅する経営者 vs 日本の中間管理職〜AIを企業が前向きに取り入れるためには?https://dfe.jp/blog/taidan00/Sat, 21 Jun 2025 08:16:02 +0000https://dfe.jp/blog/?p=2826

向井: いやあ、お疲れ様です。さっきまでお客様と話し込んでしまってましたよ(笑)。急に「今週から派遣担当者をアサインしてくれ」ってご要望いただいて、「今週いきなりはさすがに、、、業務サイドと協議して来週なら可能かを検討さ ... ]]>

対談者

  • 石森 宏茂(以下、石森)
    COTO DESIGN, LLC 代表。大企業の新規事業開発や経営企画のコンサルティングを手掛ける。現在はマレーシアに拠点を移し、世界を旅しながら働くノマド経営者。
  • 向井 隆昭(以下、向井)
    大阪のBPO企業であるDFEにて副社長職を務める。40名以上の社員を抱える組織の中で、日々現場の課題と向き合い、人材紹介、採用支援や助成金活用支援など幅広い業務に従事。リアルな中小企業の視点を持つ。

イントロダクション:働き方も価値観も正反対?海外と日本、それぞれのリアル

向井: いやあ、お疲れ様です。さっきまでお客様と話し込んでしまってましたよ(笑)。急に「今週から派遣担当者をアサインしてくれ」ってご要望いただいて、「今週いきなりはさすがに、、、業務サイドと協議して来週なら可能かを検討させていただきます!!!!」ってお伝えしたんですけど「とにかく、なんとかしてくれーーー!」って言われちゃいました。大切なお客様なので何とかしたいんですけどね…。

石森: お疲れ様です(笑)。大変ですね。僕だったら「無理です」って言っちゃいますけど。

向井: それができるのが若社長(石森さん)ですよ!僕は属する側なんで、ひたすら応えるしかないです(笑)。

石森: 会社を大きくしたいとか、もっと儲けたいとか思わなければ、嫌な仕事は断ればいいんですよ。「やりたい人としかやらないんで」って。僕はいまマレーシアですけど、夫婦2人の月の生活費って20万円くらいですから。年間240万円あれば生きていける。

向井: かっこいいなあ…。うちは事務所の家賃だけで月〇〇万ですよ。社員も40人ちょっといますし、維持するのも大変だし、でも事務所としては女性が働きやすいを意識して今のビルを選んでいるので、維持していきたいしと悩みが尽きませんよ。石森さんのように、自分の価値観で生きる経営者と、組織の歯車として生きる僕とでは、見えている世界が全然違いますね。

石森: そうかもしれないですね。でも、どこにいてもリスクはありますよ。世界情勢も不安定だし、災害もある。だからこそ、どこでも住める状態にしておくのが大事かなと。今のビザが切れたら、次はポルトガルに行こうかと思ってます。EUの永住権が狙えるので。

向井: 賢いなあ。グローバルな視点と、日本国内で奮闘する視点。この対照的な2人が、今日のテーマである「研修サービス」について話すと、面白い化学反応が起きそうですね。

AI研修と助成金。中小企業にとっての「現実解」とは?

石森: 最近の福利厚生っていろいろありますよね。向井さんの会社では何か使ってますか?

向井: いろいろ検討はするんですけど、まだ導入には至ってないですね。それよりも今、多くの企業が関心を持っているのが「人材開発支援助成金」です。いわゆるリスキリングなどに使える助成金ですね。

石森: ああ、リスキリング。今、話題ですよね。

向井: はい。例えば、サブスクリプション型の研修サービスを導入した場合、その費用の6〜7割が助成されます。僕らの会社では、その申請書類作成のサポートをしています。社労士さんの独占業務なので代行はできませんが、下書き作成に関するアドバイスや提出前の添削支援を行うことで、助成金使いたいけど大変そうだなぁっていう導入のハードルを下げています。

石森: なるほど。研修を提供する会社から依頼を受けて、導入企業側の申請を手伝う、と。そこで僕たちがAI研修のパッケージを作って、向井さんの顧客の皆さんにご案内してもらうとか可能ですか?

向井: 全然できますよ!お客様のためになるのであれば、喜んでいただけるのであればではありますが。興味のある分野だと思いますしね。中小企業の経営者が何に一番困っているかというと、やっぱり「売上」なんだと思うんですよね。AIを使って売上アップに繋がるなら、早速取り入れようっていう興味を持つ方は多いはずです。

石森: 例えば、営業活動の効率化とか、SNSマーケティングの自動化とか。

向井: まさに。特に営業支援AIは刺さりそうですよね。「AIが24時間365日、文句も言わずにテレアポします」みたいなサービスは始まっていて、話題になってますね。ただ、AIと言っても広すぎるので、「SNSマーケティングを内製化するAI活用法」みたいに、より具体的に絞った方が響くかもしれません。

AI導入の最大の壁。「AIを使いこなせない人」が生まれる根本原因

石森: ただ、そこに大きな課題があると思っていて。AIを使いこなすには、AIの性能以前に、使う側の「人間」のリテラシーが不可欠なんですよ。

向井: と、言いますと?

石森: この前、ある会社で新入社員がAIにお客さん向けのメールを書かせたんです。それをそのまま送ったら、大クレームになった。なぜかと言うと、その新人は「社会人としてのメールの基本」を知らなかった。AIが生成した文章が適切かどうかを判断できなかったんです。

向井: なるほど…。

石森: これは全ての業務に言えます。例えば、AIが素晴らしいマーケティング戦略を提案してきても、それを見た人間が「うん、この戦略でいこう」と判断できなければ意味がない。その判断を下すためには、人間にマーケティングの知識がないといけない。逆説的ですが、AIを使いこなすために、人間はもっと専門性を高める必要があるんです。これを「アップスキリング」と言います。

向井: 確かに。医療の世界で、富士フイルムがCTの画像診断を補助するAIを開発したというニュースがありました。AIが「こういう病気の可能性があります」と初見を出す。でも最終的に診断を下すのは、専門知識を持った医師ですよね。最後の砦に専門家がいるから成立する。

石森: その通りです。ビジネスの現場では、その最後の砦が「素人」であるケースが多い。素人がAIの出した答えを鵜呑みにして実行してしまうことの危うさに、もっと目を向けるべきです。だから僕らが提供する研修は、「AIの使い方」を教えるだけでなく、「AIが出した答えを正しく判断するための専門知識」を身につけてもらうものでなければならない。

効率化の先にある未来。AIは人の仕事を奪うのか、新たな価値を生むのか

向井: となると、AI研修って難しいですね。効率化を進めていくと、どうしても「この人、いらなくなるんじゃないか?」という話に繋がってしまう。

石森: 中小企業の経営者からすれば、コスト削減は常に考えたいことですからね。そこは避けられないジレンマです。

向井: でも、そこで思考停止してはいけない。僕らが提案すべきなのは、こういうストーリーじゃないですかね。まず、①AI導入によって業務を効率化し、「余剰人員」と「時間・資金」というリソースを生み出す。

石森: うんうん。

向井: 次に、②その余剰リソースを、新たな事業領域に投資する。例えば、今まで営業事務をしていた人を、会社の広報担当としてSNSマーケティングに挑戦させる。人を切るのではなく、新しい価値を生むポジションへ配置転換するんです。

石森: なるほど!「業務効率化で生まれたリソースで、会社の未来に投資しましょう」という提案ですね。これなら経営者も前向きに検討できる。そうなると、僕らの役割は単なる研修提供者ではなく、新規事業開発まで伴走するコンサルタントになりますね。

向井: そうです!研修をエントリーポイントにして、最終的には企業の成長戦略そのものを一緒に描いていく。そこまで見据えたパッケージなら、唯一無二の価値を提供できるはずです。

対談から生まれた新たな挑戦へ

石森: 面白い。そのストーリーでやりましょうか。僕のお客さんは大企業が多いですが、向井さんは中小企業のリアルを知っている。この組み合わせは強みになりますね。

向井: ええ。まずは僕らの対談自体をコンテンツにして、情報発信していくのはどうでしょう?note.や両社のブログで連載するんです。「世界を飛び回る経営者と日本の中間管理職が語る、大企業と中小企業それぞれのリアル」みたいなテーマで。

石森: いいですね!僕も常にインプットはしていますが、それを定期的に発信する場が欲しかったんです。僕が大企業のカルチャーについて話し、向井さんが中小企業のあるあるを話す。オーナー企業と雇われ社長の違いとか、海外から見た日本とか、テーマは尽きないですね。

向井: その発信を見て「面白いな」と思ってくれた方から、問い合わせが来たら最高じゃないですか。

石森: 決まりですね。まずは来月、この対談連載の第1回をやりましょう。

向井: ぜひ!いやあ、今日のブレストは本当に有意義でした。ありがとうございました!


【編集後記】
働き方も拠点も正反対の二人による対談は、AIというテクノロジーの話から、いつしか「人間の専門性」や「企業の成長戦略」という本質的なテーマへと深化していった。AIが人の仕事を代替する時代だからこそ、人間にしかできないことは何かを問い直し、新たな価値創造へと繋げる。そんな未来へのポジティブな視座が、今回の対談から見えてきた。二人がこれから始める新たな挑戦に、ぜひ注目していきたい。

石森さんやDFE向井への質問がございましたら遠慮なく下記よりご連絡くださいませ。

https://dfe.jp/contact

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【経理アウトソーシングの料金は高い?】中小企業こそ知るべき経理アウトソーシングのコスパhttps://dfe.jp/blog/keiri-cosper/Tue, 17 Jun 2025 23:53:31 +0000https://dfe.jp/blog/?p=2817

日々の請求処理や振込対応、月次決算…。本業の傍らで経理まで手が回らず、「誰かに任せたい」と感じたことはありませんか? 「経理業務を外注したいけど、料金が高そうで踏み切れない」…そんな声をよく耳にします。 たしかに、社員の ... ]]>

日々の請求処理や振込対応、月次決算…。本業の傍らで経理まで手が回らず、「誰かに任せたい」と感じたことはありませんか?

「経理業務を外注したいけど、料金が高そうで踏み切れない」…そんな声をよく耳にします。

たしかに、社員の給与単価と比較したら、高いと感じることも少なくありません。

しかし実際には、社内で経理業務を回すためには”見えないコスト”がかかります。経理アウトソーシングは費用対効果の高い選択肢になることも少なくないのです。

今回は、経理アウトソーシングのコストや価値について解説します。

社内経理にかかるコストとは?

まず、経理業務を自社で内製する場合、どのようなコストがかかるのか整理してみましょう。

人件費

経理担当者を1人正社員で雇用する場合、月給25万円と仮定しても、賞与・社会保険料・通勤費などを含めた年間の実質人件費は400万円を超えるケースも珍しくありません。

さらに、経理部門は通常1人では回らないため、繁忙期にはパートや派遣社員の補助を必要とする場合もあり、コストはさらに増加します。

また在宅勤務や時短勤務を希望する求職者が増えている昨今、柔軟な働き方への対応も必要となり、給与以外のマネジメントコストも無視できません。

単に「月給がいくらか」では測れない、広い意味での“人件費”が発生しているのです。

教育・引き継ぎコスト

経理担当者が退職するたびに、引き継ぎや新たな人材の採用・育成にかかる時間とコストが発生します。

特に採用活動には、求人広告の掲載料や人材紹介会社への手数料、面接・選考に割く時間など、目に見えにくい負担が重くのしかかります。

さらに、経理業務は専門性が高く、適任者を見つけるのは簡単ではありません。実務経験や簿記知識を持つ人材を確保するには、応募数の少なさや内定辞退のリスクなど、予想以上の労力と期間がかかることも多いのが実情です。

ミス・トラブルのリスク

経理業務は、細かな数値の積み重ねによって会社全体の財務状況を把握する重要なポジションです。

しかし業務が属人化していたり、経験の浅い担当者が対応していると、仕訳ミスや伝票の取り違え、消費税の処理ミスなどのトラブルが発生するリスクが高まります。

特に決算や年末調整、税務申告といった重要な時期にミスが起きると、税務署からの指摘や修正申告、加算税といったペナルティに繋がることも。

こうした事態を避けるために、顧問税理士に毎回詳細なチェックを依頼することになれば、別途コストも発生します。つまり、経理ミスのリスクは、結果的に「時間」と「お金」の両方を浪費する可能性をはらんでいるのです。

だからこそ、属人化を避け、品質を安定させられるアウトソーシングは有効な選択肢といえます。

「高い」のではなく「必要な対価」

経理アウトソーシングは一見すると月数万円でも高く感じるかもしれません。

経理アウトソーシングの料金を“高い”と感じる人の多くは、「人件費=給料だけ」と捉えがちです。しかし前述の通り、実際の人件費には社会保険、教育、採用、退職リスクなどさまざまな間接費用が含まれています。

さらに、経理は専門性が高いため、正確でスピーディな対応が求められます。専門会社に任せることで、こうしたリスクを最小限に抑えられるのは大きなメリットです。

アウトソーシングのメリット

  • コストの変動を抑えられる(定額で計画的)
  • 業務の属人化を防げる
  • 経理業務の品質が安定する
  • 経営者が本業に集中できる

デメリットや注意点

  • 業務のスピード感に差が出ることがある
  • 経営のリアルタイム把握には工夫が必要
  • 連携・情報共有の手間がかかる場合も

もちろんアウトソーシングにもデメリットは存在します。依頼前には業務フローの見直しや、自社との相性を確認することが重要です。

まとめ

Q1. 経理アウトソーシングはなぜ検討すべき?
  A. 経営資源を本業に集中させるための有効な手段だから

Q2. 社内で経理を続けると何が大変?
  A. 給与以外にも、採用・教育・退職対応など“見えないコスト”が多くかかる

Q3. アウトソーシングのメリットは?
  A. ミスや属人化のリスクを減らし、経理の品質を安定させられる

Q4. 経営への影響は?
  A. 経営者が安心して本業に集中できるように

Q5. どんな企業に向いている?
  A. 中小企業やスタートアップなど、限られたリソースで効率を求める企業に最適

経理アウトソーシングは、単に「安く済ませる手段」ではなく「限られたリソースを最大限に活用する経営判断」のひとつです。目先のコストだけで判断するのではなく、将来の経営効率やミスの削減、安心感といった“見えない価値”も含めて検討すべきでしょう。

「本業に集中したい」「経理の品質を安定させたい」そんな中小企業やスタートアップにとって、経理アウトソーシングはコストパフォーマンスの高い選択肢といえます。

気になる方は、ぜひDFEにお気軽にご相談ください。

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Googleの画像生成AI【ImageFX】とは?使い方や注意点を解説https://dfe.jp/blog/imagefx/Tue, 10 Jun 2025 02:34:46 +0000https://dfe.jp/blog/?p=2802

近年、さまざまな画像生成AIサービスが登場しています。 2024年2月にGoogleの公式ブログで発表されたのが、Googleの画像生成AI「ImageFX(イメージ エフエックス)」。 これは、テキストからリアルな画像 ... ]]>

近年、さまざまな画像生成AIサービスが登場しています。

2024年2月にGoogleの公式ブログで発表されたのが、Googleの画像生成AI「ImageFX(イメージ エフエックス)」。

これは、テキストからリアルな画像を自動生成できる最新ツールです。

今回はImageFXの基本から、その活用メリット、そして具体的な使い方までを分かりやすく解説します。

ImageFXとは

ImageFXは、Googleが開発した最新の画像生成AIです。

テキストによる簡単な指示(プロンプト)を入力するだけで、高品質で自然な画像を生成できます。

Googleが長年培ってきたAI技術と、膨大なデータセットに基づいた生成能力を持つのがImageFXの特徴です。

Googleアカウントがあれば、誰でも無料で利用できます。

ImageFXの特徴

ImageFXの最大の魅力は、生成スピードの速さと画像の品質の高さ。

写実的で精細なビジュアルを、わずかな待ち時間で作り出すことができる点は、これまでの画像生成AIと比べてもトップクラスの性能といえるでしょう。

また、Google独自のセーフガード機能も実装されているので、暴力的・差別的・性的といった不適切な画像が生成されないよう強力に制御されています。

ImageFXの基本的な使い方

ImageFXの使い方は非常にシンプルで、特別なスキルは必要ありません。ここでは基本的な操作手順を解説します。

ステップ1:ImageFXへのアクセス

まずはWebブラウザを通じてImageFXへアクセスします。

Googleアカウントでログインしてください。

2025年6月現在、日本での公式提供は開始されていませんが、利用可能です。

ステップ2:プロンプトの入力

画面に表示されるテキストボックスに、生成したい画像の指示を文章で入力します。これが「プロンプト」です。

日本語で入力しても画像の作成は可能ですが、より精度を上げたい場合は、英語での入力がおすすめ。

英語が苦手な方は、翻訳ソフトを活用しましょう!

プロンプト入力例

では今回は『日本人の女性(20歳くらい)が、PCを操作して仕事をしている画像』を作成しましょう。

「日本人の女性(20歳くらい)が、PCを操作して仕事をしている画像をつくって」を翻訳ソフトに入力し、表示された英語「A Japanese woman (around 20 years old) creates an image of herself working on a PC.」を入力しました。するとこのような画像が生成されました。

画面が見えないほうがいいと感じたので、「so you can’t see the screen(画面が見えないように)」と追加。するとこのような画像が生成されました。

たとえば「窓から木が見える」「青いシャツを着る」など、詳細なプロンプトを入れることで、より思い通りの画像が生成されるでしょう

ステップ3:画像の選択と調整

生成された画像の中から、イメージに合うものを選びます。必要に応じて、プロンプトを微調整して再生成したり、提供されている調整オプション(例:色調、構図など)を使用して画像を修正したりします。

ステップ4:画像のダウンロード

気に入った画像があれば、ダウンロードして資料やプレゼンテーションに活用できます。

ImageFXの注意点

画像生成AI全般を利用する際には、いくつかの注意点があります。ここからはImageFXを利用するうえで、知っておきたいポイントを紹介します。

著作権や肖像権について

特に意識しておきたいのは、やはり著作権と肖像権についてでしょう。

ImageFXは現時点(2025年6月)で、生成された画像の著作権は「利用者への帰属する」のが基本的な考え方です。つまりその画像を生成した(プロンプトを入力した)人に帰属するとされています。

ただし日本の著作権法上、「著作物」と認められない可能性があります。著作物として認められない場合、著作者の権利(無断利用への抗議など)を主張できません。

機密性や法的・倫理的な側面を考慮しながら適切に運用することが大切です。

枚数制限

ImageFXには生成枚数に制限があります。

公式に具体的な数値が明示されているわけではありませんが、1日あたりおおよそ30回程度の画像生成が可能であるようです。

この制限は、ユーザーが無料でツールを試せるように設けられているもので、上限に達すると、通常は翌日の午前0時(日本時間)にリセットされ、再度画像生成が可能になります。

デジタル透かし

ImageFXで生成される画像には、「SynthID(シンセ・アイディー)」というデジタル透かしが必ず埋め込まれています。

これは目には見えない「不可視」の透かしであり、画像を編集しても消えにくいように設計されています。AIで生成された画像であることを識別するためのもので、Googleが提供する専用ツールで検出することができます。

まとめ

Q1: ImageFXって、どんなツール?
  A1: Googleが開発した最新の画像生成AIツール

Q2: 誰でも使える?利用は無料?
  A2: Gogleアカウントがあれば、無料で利用可能

Q3: 画像生成の難易度は?
  A3: シンプルで簡単。プロンプトを入力してダウンロードするだけ

Q4: どんな画像が生成できる?
  A4: 多様なスタイルや構図の画像を生成可能。スピードも速く高品質

Q5: 生成した画像の著作権はどうなるの?
  A5: 基本的に利用者に著作権が帰属するが、扱いには注意が必要

ImageFXは、手軽に高品質なビジュアルコンテンツを作成できる高性能なツールとして、今後ビジネスシーンでの活用がさらに注目されそうです。

今後もDFEブログでは、これからも仕事効率化の情報を発信していきますので、ぜひチェックしてください!

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「インターネットなし・セキュリティ保護あり」と表示されたときの8つの対処法https://dfe.jp/blog/no-internet/Mon, 02 Jun 2025 13:44:36 +0000https://dfe.jp/blog/?p=2789

自宅や職場でWi-Fiに接続したはずなのに、パソコンの右下に「インターネットなし セキュリティ保護あり」と表示されてインターネットが使えない……。そんなトラブルに困った経験はありませんか? この表示は、「Wi-Fiには接 ... ]]>

自宅や職場でWi-Fiに接続したはずなのに、パソコンの右下に「インターネットなし セキュリティ保護あり」と表示されてインターネットが使えない……。そんなトラブルに困った経験はありませんか?

この表示は、「Wi-Fiには接続されているが、インターネットには接続できていない」ことを意味しています。今回は、この状態になる主な原因と、その対処法を解説します。

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「インターネットなし セキュリティ保護あり」の状態とは?

「インターネットなし セキュリティ保護あり」という表示を、詳しく解説すると次のような状態といえます。

  • インターネットなし:Wi-Fiとパソコンの接続はできているが、ルーター自体がインターネットに繋がっていない、または通信が遮断されている状態。
  • セキュリティ保護あり:接続先のWi-Fiがパスワードなどで保護された安全なネットワークであることを示しています。

つまり、「接続自体はできているが、通信できない状態」であることがわかります。

主な8つの原因とその対処法

Wi-Fiに接続されているのにインターネットが使えないという状況には、いくつかの原因が考えられます。

慌てず順を追って確認していくことで、スムーズに解決できるケースがほとんどです。ここでは、特に発生頻度の高い原因から順に、その対策とともにご紹介します。

ルーターの一時的な不具合

【原因】
最も多く見られるのがルーター側の一時的なトラブルです。ソフトウェアやハードウェアの一時的な不具合、あるいは熱暴走などが原因で、Wi-Fiはつながっていてもインターネットに接続できない状態になることがあります。

【対策】
ルーターの電源を一度切り、数分待ってから再度入れ直してください。また、モデムと併用している場合は、モデムも同様に再起動するのが望ましいです。

機内モードの設定ミス

【原因】
ノートパソコンなどでは、機内モードが誤ってオンになっていることがあり、この状態ではWi-FiやBluetoothなどの無線通信がすべて無効化されます。見落とされがちですが、意外と多い原因です。

【対策】
設定画面やショートカットキーから機内モードを確認し、オフになっているかを確認してください。Wi-Fiが有効になっていれば再接続できます。

Bluetoothの電波干渉

【原因】
Bluetooth機器とWi-Fiはともに2.4GHz帯を使用しているため、同時使用すると電波干渉が発生し、Wi-Fiが不安定になることがあります。特にBluetoothマウスやヘッドセットを使用しているときに発生しやすいです。

【対策】
Bluetooth機器を一時的にオフにする、またはWi-Fi側を5GHz帯に切り替えて干渉を回避してください。

接続端末の過多

【原因】
Wi-Fiルーターにスマートフォン、タブレット、スマート家電など多数の機器が同時に接続されていると、通信帯域が不足し、インターネット接続が不安定になることがあります。

【対策】
使用していない端末のWi-Fiをオフにする、または一時的に切断することで、帯域に余裕を持たせてください。

LANケーブルの不良または接続不良(有線接続の場合)

【原因】
デスクトップPCなどで有線接続している場合、LANケーブルの断線や接触不良が原因で、通信が途切れることがあります。

【対策】
LANケーブルを一度抜き差しして正しく接続されているかを確認し、可能であれば別のケーブルに交換してみてください。

SSID設定の不整合

【原因】
過去に保存されたWi-Fi設定(SSIDやパスワード)が変更されていたり、設定情報が破損していると、正しく接続できないことがあります。

【対策】
一度Wi-Fi設定を削除し、ネットワーク一覧から再度SSIDを選択し、正しいパスワードを入力して再接続してください。これにより設定ミスや古い情報による接続不良が解消されることがあります。

一時的なパソコン側の不具合

【原因】
ソフトウェアの一時的な不具合やネットワーク設定の乱れが原因で、接続が不安定になることがあります。

【対策】
パソコンを再起動してください。システムの再読み込みによって、不具合や設定のリセットが行われ、接続が正常に戻ることがあります。

Windowsの更新不足

【原因】
Windows OSやネットワークドライバの不具合、古いバージョンによる互換性問題が原因で、Wi-Fi接続に影響が出る場合があります。

【対策】
Windows Updateを実行し、最新の状態に更新してください。特にネットワークアダプタ関連のドライバやセキュリティパッチの適用が、不具合の解消に役立つことがあります。

まとめ

「インターネットなし セキュリティ保護あり」という表示は、多くの場合一時的なトラブルで、再起動や設定の見直しで改善されることがほとんどです。まずは落ち着いて、順に対応していきましょう。

今後もDFEブログでは、今後もお仕事の効率化を図る「今更聞けないPCのお困りごと」を発信していきますので、ぜひチェックしてください!

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